カテゴリ:jazz( 13 )

移動ド

 ベースは習うもの、という話が以前にあったが、普通に習いに行って
譜面でラインを指示されて、あるいはラインを作るように言われて弾いていると
固定ドになってしまうらしい。
 
 ベース弾きにとって「固定ド」というのは忌み嫌うべきシステムであって、頭の中は
常に「移動ド」にしておかねばならない。
 義務教育の音楽教育は移動ドだが、ピアノを中心とする専門音楽教育は固定ドであって、
それは譜面至上主義のせいだ。
 譜面の通りに弾いて、作曲も譜面で書くということをしている限り、固定ドでも支障は無い。
 
 固定ドの欠点は、音の役割を示す記号が無いということであって、ハ長調のE音も
ニ長調のE音も同じ記号で表されてしまう。
 移動ドで言うと、ハ長調のE音は「ミ」だが、ニ長調のE音は「レ」だ。
 ミはトニックの3度だが、レはドミナントの5度であって、この二つを同じ記号で
呼ばねばならぬとは不幸なシステムである。

 さて、何故固定ドになってしまうのかと思うと、譜面を使って音を考えてから弾くからであって、
移動ドで弾こうとするときには、譜面を使ってはならない。
 レコードのプロをコピーするときには譜面に落として音の動きを視覚で感じるもは重要だが、
一旦コピーしたあとは、もう譜面を捨ててルート音との相対関係で弾くべきである。
 
 極端な話し、弾いている音の音名など分かっている必要は無い。
 指板上での距離さえ分かっていればそれでよい。
 でも、これはベースだから出来ること。
 ピアノ弾きは全部の調性で指使いを覚えるしかないのよね。
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by studio_do | 2008-05-04 00:05 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その12

ジャズを演奏するという場合、知っておかなくてはならないのはコード進行の話。

プレーヤーにとってはコード譜に書いてあるとおりではあるのだが、適当に端折ることも大切。
初見能力にも関係していて、コード譜の読み間違えや小節数の数え間違いをしてしまったとき、
どれだけ素早くリカバリーできるかが大事なのである。

それには、コード進行のセオリーを知っておかなくてはならない。

簡単に言うと、3コード(T,SD,D)と5度進行しかない。
あとは5度進行を繰り返して、
「いちろくにーごー」とか、「ドッペルドミナント」が出来、
代理コードで「つーふぁいぶ」が出来るだけだ。

コード譜を読むときは、ざっと3コード的に分類した読み方をして
どこがトニック部分か、サブドミナントか、ドミナントなのか、
ダイアトニックから外れたコードはどれかを中心に読むようにする。

ただ、テンションノートは無視してもよいが、トライアドが変化したコード、
ディミニッシュ、フラットファイブ、オーギュメントだけは読んでおかないとバックと合わないから気をつけよう。
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by studio_do | 2006-05-12 17:42 | jazz | Comments(3)

ジャズのおけいこ その11

 高槻のジャズストリートでスタンダードジャズをボーカルトリオで数曲演奏した。
 バンドとしては初舞台であるので、お互いの動きが読めないこともあって無様な
場面も多数あった。
 前回その10で言ったように、演奏中の対話が重要である。
 場数を踏んでいけば、人のことも聞こえてくるようにもなるだろう。
 
 その10では”しゃべるように弾く”と書いたが、その前に”聞く”ことをしなければ
対話は成り立たない。
 高槻ジャズでは僕も譜面を追うのに必死であったので、あまり対話が成り立っていなかっただろうとおもう。
 ほとんど初見でコード譜を見て演奏しようとするベース弾きの悪い癖である。
 
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by studio_do | 2006-05-06 00:03 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その10

前回は拍の感じ方の話。

で、ジャズの一番大切なところを話すのを忘れていた。
コンボジャズは、シートミュージックではなく、対話なのよ。

漫才の稽古が一人では出来ないのと同様にジャズの稽古は
一人ではできない。
ハノンのような指の体操は出来ても、ジャズのおけいこは誰かと
一緒じゃないと無理。

対話なので、話す様に弾くということを極めると、キースジャレットみたいに、
音痴でもピアノと一緒にスキャットしてしまうという境地にたどり着く。

対話するということは、相手の話を聞くということ。
曲のテーマとは、話題であって脚本ではない。
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by studio_do | 2006-04-26 01:36 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その9

 その9にもなって書くことではないと思うが、それでも書いておこう。

 スィング系jazzの基本リズムはシャッフルである。
 3連符である。

 が、そうゆう譜面的なことのまだ上位概念として、jazzのリズムは
音符の長さの感じ方が大事なのだ。
 少し前の拍を喰い気味に発音し、ぎりぎりまで音を伸ばすということだ。

 走るんではなく、拍を喰うということが必要で、それにはやはり、
メトロノームで悟りを開くのが不可欠なのだね。

 2拍4拍で手拍子すればjazzになるってもんでもないのよ。
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by studio_do | 2006-04-20 18:39 | jazz | Comments(3)

ジャズのおけい その8

門外漢ではあるが、ボーカルの手法について。

ボーカルの声の出し方には二通りの考え方があって、

1)腹式呼吸でしっかりとした声を出す。
  横隔膜を意識して肺ではなくお腹に息を吸う。

2)普段友達と話すように歌う。
  歌いだしの前に息を吸ったりしない。

 全く違う二つの手法がある。
 町のボーカル教室でどっちを教えているのかは知らないが、どちらも正解だ。
 ジャズというのは、英語圏の音楽であって、楽器のフレーズも英語のリズム
に由来する。
 しゃべるように、というのは意識として必要だろう。
 
 大ホールでノーマイクの曲芸をやる(岩崎宏美とか和田アキ子がよくやる)ときは
腹式呼吸が必要だが、素人がPA付きで小さいホールでというなら、2)の方法でも
よかろうとおもう。
 
 友達に「おはよう!」と言うときに、
すぅ~、「おはよう!」とは言わないでしょ。 
 息を吸わないで、声を出すよね。というのが根本思想だ。
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by studio_do | 2006-04-06 12:45 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その7

 4ビートは観客の誰でもが理解でき、共有できるリズムであると前にも書いた。
 少人数コンボの場合には、それを利用して観客にも仮想的なリズムセクションを担当してもらうのだ。

 それには、フレーズのアタマや、切れ目のところで、観客の思っているリズムとあわせる必要がある。 
 それを積み重ねて、観客のリズムと一体化していくのである。
 そこで、前回までにやったメトロノームの練習が必要となるのである。
 
 最初のうちは、2拍ごとにビートを埋め込んで観客とシンクロすることが必要であるが、
徐々にビートを大きくしていく。
 観客の感じているビートを大きなところで裏切らないようにしていると、徐々に細かな裏切りができるようになる。
 それには、他人のビートを聞くことなく4小節程度は狂わないリズムを体得することが必要なのだ。
 
 高速道路でラジオを聴いていて、一緒に歌う。
 トンネルに入って音が途切れても構わず歌い、
トンネル出たときに、ぴったりあっているように。
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by studio_do | 2006-04-04 00:41 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その6

 4ビートののり方。
 一般的に思われているのは、2拍、4拍に強拍が来ると意識してのるやりかた。

 それだと縦だけのノリになってしまふ。
 それに横のノリを加えることが大切。

 4小節くらいの周期でゆっくり身体を揺らしながら、なおかつ2拍の縦ノリも感じるようにする。
 そーすることにより、ゆったりした横ノリとビートの効いた縦ノリが融合したノリとなるのだ。

 
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by studio_do | 2006-04-01 01:45 | jazz | Comments(2)

ジャズのおけいこ その5

 少人数コンボ(コンボってのはもともと少人数なもんだが)の場合、メンバー全員が
リズム隊を演じなくてはならない。 誰かに任せていてよいものではない。

 リズムというのは、だれかに合わせるというより、ときどき合っているか確認する
という程度でないと、音楽として「ノリ」は作り出せない。
 
 まずは自分がどれほどテンポキープできるのかを知る必要がある。

 一応ジャズのページなので4ビートで考えると、
メトロノームを160程度にセットして、これを拍の表だと思って共演する。
 4つの音を4拍として考える。
 それをバックにピアノを弾くなり、歌を歌うなり。

 ちゃんと4ビートがスィングするようになるまでやること。

 次に半分の80にセットして、これを2拍目、4拍目と思って同じことをやる。
 これが自然に出来るようになるまで。

 出来るようになったら、メトロノームの速さを84にして同じこと。
 ずれているなと感じても、止まらずにメトロノームに気付かれないように少しづつ
修正する。
 ぜんまいを一杯に巻いてから始め、ほどけてしまうまでやめないこと。
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by studio_do | 2006-03-29 00:13 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その4

 さて、今度は何の話をしようか。

 もともと4ビートのスィングというのは、人間なら誰でも分かりやすいリズムだ。
 フラメンコの12拍子やビートルズの7拍子などに比べると、聞いている人だれにでも
理解できる。
 これを利用しない手はない。 
 ちゃんと4ビートを感じていれば、観客にもそれがわかるということだ。

 こればかりは教えるわけには行かず、ひたすらCDを聴くしかかいだろね。

 そうなのだ。
 ジャズとは教えられるものではない。
 自分自身の音楽したいという欲求を開放するのがジャズだ。

 おけいことは書いているが、書けば書くほど教えることなど無いことに気付く。
 なべさだも書いているが、教えることは束縛すること、音楽することは自由になること。

 自由になるために、いろいろな音楽を聴きましょう。
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by studio_do | 2006-03-23 01:21 | jazz | Comments(0)