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ジャズのおけいこ その5

 少人数コンボ(コンボってのはもともと少人数なもんだが)の場合、メンバー全員が
リズム隊を演じなくてはならない。 誰かに任せていてよいものではない。

 リズムというのは、だれかに合わせるというより、ときどき合っているか確認する
という程度でないと、音楽として「ノリ」は作り出せない。
 
 まずは自分がどれほどテンポキープできるのかを知る必要がある。

 一応ジャズのページなので4ビートで考えると、
メトロノームを160程度にセットして、これを拍の表だと思って共演する。
 4つの音を4拍として考える。
 それをバックにピアノを弾くなり、歌を歌うなり。

 ちゃんと4ビートがスィングするようになるまでやること。

 次に半分の80にセットして、これを2拍目、4拍目と思って同じことをやる。
 これが自然に出来るようになるまで。

 出来るようになったら、メトロノームの速さを84にして同じこと。
 ずれているなと感じても、止まらずにメトロノームに気付かれないように少しづつ
修正する。
 ぜんまいを一杯に巻いてから始め、ほどけてしまうまでやめないこと。
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by studio_do | 2006-03-29 00:13 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その4

 さて、今度は何の話をしようか。

 もともと4ビートのスィングというのは、人間なら誰でも分かりやすいリズムだ。
 フラメンコの12拍子やビートルズの7拍子などに比べると、聞いている人だれにでも
理解できる。
 これを利用しない手はない。 
 ちゃんと4ビートを感じていれば、観客にもそれがわかるということだ。

 こればかりは教えるわけには行かず、ひたすらCDを聴くしかかいだろね。

 そうなのだ。
 ジャズとは教えられるものではない。
 自分自身の音楽したいという欲求を開放するのがジャズだ。

 おけいことは書いているが、書けば書くほど教えることなど無いことに気付く。
 なべさだも書いているが、教えることは束縛すること、音楽することは自由になること。

 自由になるために、いろいろな音楽を聴きましょう。
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by studio_do | 2006-03-23 01:21 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その3

 続き。
 ジャズの練習法について。

 クラシックの演奏と違うのは、譜面があってもそれはメモにしか過ぎないということ。
 どんな音を出すのかは、現場で他のメンバーと音を合わせてみないとわからない。
 ということは、事前に個人練習をするときに、パート譜をもとにそのとおりに弾けるように練習しても無駄だ。
 スケール練習やメトロノームのテンポキープの練習などは役に立つが、ソロやバッキングを手癖になるまで練習してはいけない。
 
 楽器の練習には、
1)何を弾くか
2)どうやって弾くか
の二つがある。 
 楽器もってやる練習は、2)のどうやって弾くかの練習しかできない。
 1)の何を弾くか、の練習は楽器が無くても出来るのだ。

 2)の練習は、いろんな人が書いているだろうか、そちらに譲るとして。
 1)の何を弾くか、は裏返せば、何を弾かないかである。

 欲しい音を全部自分で出すのは不可能だ。
 聞いている人の期待する音は、弾かなくても聞き手の耳には聞こえる。
 顕著な例は、サイモンとガーファンクルのミセスロビンソンで聞ける。

 ギターのリフの一拍目が裏から入っているが、聞き手の耳には一拍目の頭にアクセントがついて聞こえるはずだ。
 だれもそんな音は弾いていないのに。
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by studio_do | 2006-03-21 12:44 | jazz | Comments(0)

JAZZのおけいこ その2

 ジャズコンボの方法論を少し書いておこう。

 ボーカルの方法論や、ピアノの方法論が別個にあるのではなく、
バンドの中で果たすべき役割は何かということだ。

 メロディ リズム ハーモニー は、椅子取りゲームの椅子のように
すべてのメンバーがつねづね空いているか誰かが座っているかを
見ておかねばならない。

 ジャズコンボにおいて、三要素は明確に分かれているわけではなく、たとえばドラムソロなどではドラムが一人でリズム、メロディ、ハーモニーまでも奏でることが必要だ。
 やり方しだいでは、ボーカルがアカペラで歌っていても、ちゃんと4ビートを表現することだって出来る。
 
 バンドの一員としてアレンジされた譜面を渡されるビッグバンドやオケラと違って、コンボでは一人一人がアレンジャーであり、プレーヤーであり、芸人としての心構えが必要だ。

 たった一人でステージに立たされて3分間ソロだと考えてみよう。
 ボーカルなら歌を、タイコ叩きならドラムソロをやるしかない。

 そこでは、バンドの中のパートではない、完成された音楽としての歌だったりドラムを演奏する必要がある。
 出来る出来ないには関係なく、そうやってイメージしてみることは大切だ。

 そんなに極端な例でなくても、ドラムの皮が破けたり、弦楽器の弦が切れたりするのはしょっちゅうだ。
 そんなときにとっさに欠けた楽器の分も音が出せるかというのは常に考えておくべきなのだ。

 
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by studio_do | 2006-03-18 17:28 | jazz | Comments(0)

ウェスタンスィング考その5

カントリーにあって、ウェスタンに無いもの。
それはネイティブアメリカン(俗に言うインディアン)の影響だろう。

別に音楽的影響というより、白人側から見たインディアンのイメージの
曲が多数あるという感じか。

ピーターローワンの Trace Of Tear見たいな曲は、ウェスタンスィングでは
聞かないよね。
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by studio_do | 2006-03-16 00:54 | WesternSwing | Comments(0)

jazzのおけいこ

 ちょっとウェスタンスィングから離れて、ジャズのお話。

 ジャズコンボというと、ドラム、ピアノ、ギター、ベースなどが必要だと思われがちであるが、
ドラムレスの音楽というのは世の中に一杯あるのだ。
 実際に僕がやっていたバンドで、現ミュゼットの川瀬氏とあとバイオリンだけのトリオのバンド
があった。

 バイオリンソロが終わるとギターソロなわけで、そのときにはバックがベースだけとなるのだ。
 それでもボサノバやら、スィングやら、スローバラードなど弾きわけなければならない。
 そればどんな楽器でもおんなじで、たとえ、その場に集まった楽器がバイオリンとラッパとか、
ボーカルとトランペットだけなど変則的な楽器構成でも、やろうと思えば4ビートでもボサノバでも
やれなくてはならない。
 ただ、変則的な楽器構成だとやることが増えて「しんどい」のである。

 だから、「4ビートジャズをやるのに、ドラムがなけりゃつらい。」
というのは、
 出来ないんぢゃなくて、
 やろうと思えばやれるけど、楽したいからドラムがいてくれたほうがいいなぁ、
であるべきなのである。

 楽器構成によって、弾くべき音は変わるのである。
 だから私は、楽器の練習は一切やらないのよ。
 誰かが書いた楽譜を演奏するなんて真っ平ごめんである。
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by studio_do | 2006-03-15 01:26 | jazz | Comments(0)

ウェスタンスィング考 その4

これまでいろいろ、アパラチア方面からの話を書いてきたが、
現実にウェスタンスィングでのレパートリーというと、ウェスタンスィングのもう一つの要素である
黒人ブルースやジャズ由来のもののほうが多い。
それらは、バンドにドラムとラッパ隊が居る理由でもあるのだが、それらは大抵ミディアムの4ビートであるから、リズムとしては比較的理解しやすい。
もともとのスタイルにドラムが入っているから、バンドとしての音がまとまりやすいのだ。

ブルースを叩けないドラム屋は居ないだろうし、スィングの4ビートが刻めないギター弾きもいないだろうしね。
カウントベイシーのサブセットとしてのウェスタンスィングは、ビッグバンドと構成がそう違わないこともあってバンドとしての意識が合わせやすい。

僕がウェスタンスィングについて意識しているのは、
「ジャズがやれる力量のプレーヤーでウェスタンをやる」
というもので、方法論はスィングジャズであっても、ベースはフィドル音楽であるべきだ。

本場、テキサスではミュージシャンであるならテキサスフィドルについてある程度の知識はあるはずであるが、日本においてはそれが一番難しい部分だ。
テキサスフィドルに造詣が深いドラム屋・ラッパ隊がいるはずがないのだ。

というわけで、ウェスタンスィングのことを考えるとなると、しつこいくらいにアメリカのフィドルミュージックのルーツを探る必要があるのだ。
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by studio_do | 2006-03-12 01:06 | WesternSwing | Comments(0)

ウェスタンスィング考 その3

テキサスとアパラチア。

アパラチアでのダンスというと、ジグ、リール、ホーンパイプ、ホーダウンという種類があるということは有名であるが、テキサスのダンスというとどんなものだろう。

ただ言えるのはテキサス(西部)のネイティブな人というのは居ないのであり、すべて東海岸からアパラチア山脈を越えていった人々であるので源流はアパラチアであるということだ。
 
 だから一応ホーンパイプ、ホーダウンくらいはイメージしておくのはよいだろうね。
 ホーンパイプで一番イメージしやすいのは、ディズニーランドのエレクトリカルパレードのテーマでしょう。 バロックホーダウンというタイトルで、ホーダウンをチェンバロでやりましたっていう音楽です。 

 ホーンパイプで有名なのは、セーラーズホーンパイプ。 ポパイのテーマソングですね。
 ただ、あれはホーンパイプとしては早すぎる。

続きはまた食後にでも。
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by studio_do | 2006-03-11 17:54 | WesternSwing | Comments(0)

ウェスタンスィング考 その2

昼休みであるので、大急ぎで。

テキサスフィドルは東海岸からアパラチア山脈を越えて、西部開拓した人々によって繁栄を見たのだが、それと双璧をなす流れがアパラチア山脈での音楽である。
西部開拓を妨げる地形的要因としてアパラチア山脈があり、それを超えられずに住み着いてしまった人々の音楽がオールドタイムからブルーグラスへ、はたまた商業的カントリー音楽へと進化していた。
ブルーグラスでもテキサスフィドルの曲を取り上げるように、ウェスタンスィングでもアパラチアンミュージックを取り上げることもまれにはある。

ブルーグラス畑ではない人たちから見れば、この二つの区別はむずかしいだろう。
問題は、フィドルミュージックというのは原則的にダンス音楽であるので、テキサスとアパラチア、それぞれにどんな踊りがついているのかということだ。
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by studio_do | 2006-03-06 12:44 | WesternSwing | Comments(0)

ウェスタンスィング考 その1

さて、覚えているうちに出来るだけ書こう。

我がバンドのエルドン藤井翁によると、ウェスタンスィングは、
「ナッシュビルでカントリーが花開くのと別の流れ」
である。
我がバンドのレパートリーにもカントリー調の曲はほとんど無い。

ウェスタンなわけで地域としてはテキサス州が舞台となる。
西部である。 
アメリカンルーツミュージックといえばなんといってもフィドルミュージックであって、
アメリカには各地域独特のフィドル奏法が伝わっている。
そんな中でもテキサスフィドルスタイルが有名で、ウェスタンスィングでも歌無しの器楽曲としてテキサスフィドルの曲を演奏することも多い。
簡単に弾けるように、フィドルの開放弦であるDやAのキーの曲が多い。
弓の使い方であるボーイングも、どんな曲でも裏拍のアクセントを必ずダウンボーで弾くという特色がある。
楽器構成はギターとフィドルのみという素朴なものが基本だが、ウェスタンスィングになるとギターがクリシェして軽妙なジャズとなる。
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by studio_do | 2006-03-05 02:14 | WesternSwing | Comments(0)