ドラムを演奏するということの意味

 良く覚えておかなくてはいけないのは、

   「人間の身体は、ドラムを叩くようには出来ていない。」
ということ。
 
 もうひとつは、
   「スティックの意思を大切にする。」
ということも大切。
 
 スティックをうごかすスピードで手首を動かしては、腱鞘炎になります。
 身体が動くように訓練するのではなく、身体を鍛えることなくスティックが操れるように考えるべきです。
 
 スティックはなるべく動かさないようにします。
 動かすときには、スティックが空中を飛ぶときと同じように動かします。 
 端っこを持って振り回すのは間違いだということです。
 重心が直線移動するように動かします。
 そうすれば、なるべくスティックに触ることを最小限に出来ます。

 ちゃんとフリーグリップで叩いてみれば、スティックの意思が分かるようになりますよ。
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# by studio_do | 2012-02-04 18:35 | 音楽 | Comments(0)

UnmeiwaEndless! な、かえるとペダルの話



 映画けいおん!のテーマのドラムカバーがupされました。
 今回も、元気いっぱいのようでなにより。 
 
 僕としてはやっぱり、スティックを握る長さが気になって仕方が無いのですが、今回の話題は脚です。
 
 この指とまれ、でウサギさんのスリッパを履いてから面白いスリッパでキックドラムを踏むというのが定着しそうな感じですが、実はこれがドラム奏者には曲者です。
 
 前回のうさぎさんスリッパもそうなんですけど、スリッパである限りはちゃんとした靴底がついていないわけで、さらに素材が柔らかいでしょうから、ペダルを踏むには、真上からそっと踏むしかないのですね。

 キックやハイハットのペダルは、「ペダルの縁(ふち)を靴底の真ん中に引っ掛けて踏む」というのが正しい踏み方であろうと思うのが曲者たるゆえん。
 それには、割と固めの底がついたしっかりした靴が必要。
 
 なぜ、ペダルの縁を踏まなくてはならないのかというと、遊びをなくすためです。
 靴は大抵、底の鉛直方向には中敷と足の裏の間の遊びがあります。
 この遊びのために脚の動きの何割かが損をしているのです。
 
 縁を引っ掛けるようにして踏むと、この遊びを無くすることが出来ます。
 そのためには、ちゃんと靴紐で締められる靴が理想です。
 ちょうど、ヒール&トウのブレーキを踏む感じでしょうか。 (いまどき誰もワカラヘン)
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# by studio_do | 2012-01-28 02:49 | 音楽 | Comments(0)

フリーグリップ、いかにして同じところを握り続けるか。

 モーラー奏法といえば、フリーグリップ。
 フリーなのだから、理想的にはインパクトの時には、手から離れているハズ。
 叩いているうちに、スティックがずれていってしまうのは仕方ない。
 
 位置がズレないほど、しっかり握ってはモーラーにならない。
 いちいち見るわけにはいかないので、手の感触だけで握るところを確認する必要がある。
 
 川口千里さんのように、端っこを握りこむように握っていたら、どうやってもズレようがないが、端っこを握っちゃダメというのは前述のとおり。

 スティックでヘッドを叩くと、スティックに振動が起きる。
 チップ部分からグリップエンドにかけて進行波が生まれ、グリップエンドで反射波が帰ってくる。
 その両者が合成され定常波が発生する。
 定常波というのは、ゼロクロスする点がいつも同じ場所で進行しない波のこと。
 このゼロクロスする点を「節」という。
 モーラーで中指を掛ける場所というのは、この節の場所。
 中指が節にかかっているときには、指にはスティックの振動は伝わらない。
 
 握っている場所がズレていくと、中指に振動が加わるようになる。
 フリーグリップのスティックは、大抵手から飛んで出る方向にズレるハズなので、短くなる方向は無視できるとすると、中指の振動具合でポイントから何センチずれたかが分かるはず。
 ずれてたら、振動がなくなるまでくいくいと指でたぐって短くすればいいのよね。
 
 ドラムを叩くにも、構造振動学、オイラーの公式と理系バリバリの素養が要求されるのだ。
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# by studio_do | 2012-01-14 20:26 | 音楽 | Comments(0)

トリプレット と シングルストロークの共通性

池脇さん動画のシックスストロークロールとシングルストロークの抜粋です。

池脇さん動画のシックスストロークロールとシングルストロークの抜粋
シックスストロークとシングルストロークを同じ腕の軌道で叩いていることが分かります。

シックスストロークは、外回転でシングル、内回転でダブルで計3打をワンストロークで叩く技です。
シングルストロークをここでは、外回転でシングル、内回転でシングルを2打で計3打を左右交互で叩いてます。
要するに、内回転がシングル2発かダブルになっているかの差です。

最初の外回転は、内回転から戻ってくるときの勢いを利用して打ち、2打目3打目はリバウンドを手首の内回転で加速してる感じですね。
速度が速くなれば、2打目3打目が純粋にリバウンドだけで叩けるというわけですね。

手首を使わないようにというのは、あまり気にせず、内回転の回転旋回に気をつける。
速度が速くなれば自然に手首の能動的な動きは減ってくる。

という感じでいかがでしょ。
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# by studio_do | 2012-01-09 21:03 | 音楽 | Comments(0)

⊿t領域におけるモーラー奏法分析

 モーラー奏法の独習で陥る落とし穴というのは、
 
 1) ゆっくりと外回転、内回転をやってみる。
 2) ダブルストロークをやってみようとして、リバウンドを拾ったはいいが、2打目をどうやって打っていいか分からない。
 3) 手首や指を使っちゃダメと思い込んでいるので、2打目をどうするか思い悩んで、手首を変な方向にひねってしまう。

という感じかな。
 
 講師の方々の動画を1/4のスローで見てみると、実際に使うスピードでは、一挙動でリバウンドを使って2打を叩いているだけですので、2打目のために特別な動きをしているわけではありません。
 問題は、「実際にはありえないほどゆっくりやってみる」というところにありそうです。
 
 講師の方々の動画でもゆっくりした説明の部分では、指や手首を積極的に使ってスティックを駆動してます。
 それを、「モーラーなんだから、手首や指を使ってスティックを駆動するわけはない」と思い込んで見てしまうところに落とし穴があると思います。

 
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# by studio_do | 2012-01-08 17:16 | 音楽 | Comments(0)

「川口千里奏法談義」 その後の記事

川口千里奏法談義」のその後の記事について。

 川口千里氏の奏法がモーラーか否かなんて考えているうちに、彼女のYoutubeを見てドラムを志すひとがこれからどうやって練習すべきか、そのメソッド、練習メニューに話が及んでいる。
 
 特売のエレドラを買って1週間で挫折したという千里パパのようにならないために、どうすればいいのかという指南書になっていく予定。
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# by studio_do | 2011-12-24 21:46 | 音楽 | Comments(0)

川口千里 奏法解析のつづき

ここで色々考えた内容をfacebook-pageにしてみました。

川口千里奏法談義

細かい内容を色々書くにはFacebookの方が良いかなとも思いましたので。
あちらもご覧ください。
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# by studio_do | 2011-12-04 01:22 | 音楽 | Comments(0)

川口千里 と モーラー奏法 総まとめしようと思ったけど

最初のきっかけは、「川口千里、上手いけどグリップが固そうだな。」と思ったことです。
貼り付けたYoutubeをご覧くださいませ。

「けいおん!K-ON! 中野梓「じゃじゃ馬Way To Go」 Jaja-Uma Way To Go 叩いてみた」 2010/03/04


けいおん! ふでペン~ボールペン 叩いてみた  K-ON!FudePen BoruPen (cover) 2010/03/01


同時期にUpされた二つの動画、ちょっとみると同じような奏法に見えます。
スティックはしっかりと握ったままで、手首の柔軟さで叩いているように見えます。
僕もこの動画を見て、今週の初めまでは「川口千里はモーラーヂャない。」と思ってました。

じゃじゃ馬の動画をスローで見たとき、衝撃を覚えました。
「ををっ、手首の動きよりスティックの可動角のほうが大きいぞ。 うわ、人差し指浮いている。」
川口千里はフリーグリップをマスターしておりました。
ちゃんとスティックを小指で保持していることが良く分かります。

一方、ふでペンの動画では、小指保持ではなく割りとしっかりしたグリップになっております。
千里ちゃんは曲想によって奏法を使い分けていたのです。
リバウンドを生かしたルーズなリズムの曲ではフリーグリップ。
タイトなバックビートが必要な曲では伝統的なアメリカングリップ。

当時、13歳ですよ。
全く、脱帽です。

フリーグリップじゃないグリップでも柔軟な手首によって、スティックの重さ+手首の重さがヘッドに伝わり、師匠と変わらぬ大きな音が出せています。
もっと成長して腕の脱力が習得できればもっと爆音が出るでしょう。

千里ちゃんの動画を手本にしているけいおん!ファンが多数いると思いますが、一度スローで見てくださいね。
曲によって使い分ける微妙なフリーグリップが分かると思います。
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# by studio_do | 2011-11-26 11:10 | 音楽 | Comments(0)

川口千里論 総まとめ

いろいろ、勝手なことを書いてきた「川口千里論」。

結論めいたことがあるとすれば、ということをここに書いた。

よければ、飛んできて読んで見てね。
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# by studio_do | 2011-11-23 22:43 | 音楽 | Comments(0)

川口千里 菅沼孝三 手首は柔らかいほうがいいのか

<師匠との奏法比較の続き>

川口千里の動画を見ていると、「手首が柔らかいぞ」という評価をよく目にします。
ところが、師匠である菅沼孝三の動画を見ると、意外に手首の柔軟性というのは感じられません。
奏法比較

手首が柔軟であるというのは伝統的な奏法では重要なことです。
肘を中心とする回転運動でスティックを操作するために、指、手首のジョイント部分が可動して、全体がムチのようにしなります。

この奏法でなぜ手首を柔軟にしなければならないかというと、指でスティックを保持している部分だけでは可動性が足らないからです。
指がスティックを保持してしまっているので、スティックの運動に手がついていく必要がありますので可動する必要しなくてはなりません。

ここで師匠の動画を見てみると、あまり手首が可動している印象がありません。
肘の回転で叩いていないのでスティックを振り上げる必要が無いのです。
師匠は手数王だけあって、スティックが飛んでいくと困りますので、グリップはあまりフリーではありませんけど、本来のモーラーならグリップはスティックを保持していないので必要な可動域は手首をあまり動かさなくても確保できます。

手首が柔らかく可動するというのは、「モーラー奏法をやっていません」というしるしでもあります。

しっかり握ったグリップの欠点は、「スティックが鳴らない」というのが上げられます。
スティックをどこにも触れないようにして叩くと、スティックも結構な音量で鳴るものです。
スティックをしっかり握って叩くと、硬い音質で鳴ります。
これをコントロールすることでアクセントをつけると、大きな音だからと目いっぱい振り上げる必要がなくなります。

さて、師匠は彼女にいつモーラーを伝授するつもりなんでしょうか。
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# by studio_do | 2011-11-23 15:50 | 音楽 | Comments(0)