大げさなタイトルをつけてしまいましたが、下の対決動画をちょっと分析してみましょう。
川口千里 vs 菅沼孝三 音量・奏法比較 出てくる音量は互角ですよね。 千里氏のほうが、師匠に比べてスティックの振り上げ角度が大きいのが分かると思います。 同じ音量を出そうとして打撃速度を上げるためにバックスィングが大きくなっています。 また、手首の可動域も広そうです。 彼女の14歳という年齢を考えると、まだ今のうちは体格も小さいですから、筋力に比べて腕の重量が軽いんです。 これからどんどん体が成長して体のパーツが重くなっていきます。 同じスピードを維持するのは辛くなってきます。 手首が柔らかいというのは、手首より根元側の肘や二の腕の重さがスティックに掛からないということです。 「今後の課題」というのは、どこかで師匠のように打撃スピードではなく重さを重視する奏法にシフトする必要があるということです。 それには、まずグリップを、人差し指と親指に支点を作るグリップから、どこにも支点を作らないグリップに変更する必要があります。 また、腕の振りを肘の曲げ伸ばしではなく腕全体を落下させるように直さなくてはなりません。 前の発言では、師匠はモーラーでは叩いていないだろうと書きましたが、下の動画を見るとフリーグリップやモーラー的腕の振りをしている場面もあります。 ただ、シンバルを下から叩くなどトリッキーなことをするときや、手数勝負の時は伝統的グリップも多用しています。 師匠の叩き方に、手数の割りにめったやたらに腕を振り回す印象が無いのはモーラー的動きの性だろうと思います。 菅沼孝三氏、モーラー検証 僕が言いたいのは、そういったグリップシステムへの移行は、成長に従った自然に行われるものではなく、的確な指導と理論の理解によって得られるということです。 まぁ、菅沼師匠がついているから大丈夫でしょうけどね。
by studio_do
| 2011-11-22 00:27
| 音楽
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