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スポーツと重心操作

 スポーツは重心移動が重要と言われる。
 下半身の筋力は、重心を移動させるために使われる。
 
 ゆえに、スポーツは下半身の鍛錬が不可欠と言われる。 
 
 だからなにごとかの動作を起こすときには、重心移動を伴い、それには強靭な筋力が必要だと説く。
 例えばバッティングでは、軸足に体重をしっかり乗せ、自由脚に体重を移動させる。
 そのパワーがバットに伝わると教えられる。
 
 ウォーキングの場合でも、踵から着地し、足の裏に重心を乗せていくとされる。 

 ところが僕の場合、歩く、投げる、打つ、蹴る(あまりしませんけど)の動作には重心移動が伴わない。
 重心は常に体幹の真下にあり、脚の位置はあまり気にしない。
 歩く場合は、重心は慣性の法則にしたがって移動し続け、脚は身体の高さを維持するためだけに接地している。
 打つときには、(あまり打つ機会が無いので自分では出来ませんが)インパクトの瞬間に自由脚を一瞬浮かせて踏みなおすだけで軸足に体重を移動させたりはしない。

 重心を移動させなければ、移動させるための筋力は不要だ。
 動きが必要なときには、動きたいほうの接地足を抜くだけだ。
 
 これらはナンバ歩きの応用、琉球空手の首里手のナイファンチの動きをまとめたものだ。
 共通するのは、片方の足を浮かせるときも重心は接地脚に移動させることはせず、体幹の真下に重心を置いたままとする。

 こうすると、下半身の鍛錬など必要なくなってくる。
 動きが必要なときには、重心から離れた位置に脚を接地させることで水平方向に分解されたベクトルを得るのだ。


 
 
by studio_do | 2012-04-07 01:41 | 論文 | Comments(0)
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