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改めて川口千里

川口千里2012年夏の中国遠征

 キッズドラマーの火付け役になった川口千里。
 子供がドラムを習うという親御さんもたくさん居られることでしょう。
 そんな子供を正しく導くために、川口千里の動画を手本としてみる上での要点を書いて見ましょう。
 
 最初に感じるのは、手首の柔らかさですが、これを「手首をもっと大きく使って!!」と指導するのは間違いです。
 手首は能動的に使ってはいけません。 しっかりと脱力して惰性で動かさなくてはなりません。
 
 次にグリップ。
 彼女のグリップは一般的なグリップであるため、一見するとしっかりと握っているように見えます。
 しかしよく見てみると、とてもルーズなグリップをしています。 
 これは、彼女の「マメや水ぶくれをつくったことがない」という言葉でもわかります。
 グリップがルーズだと、練習中にスティックを落とすことが多くなります。
 スティックを落とすのは、よい兆候なのです。
 間違っても「スティックを落とすな! しっかりと握れ!」などと指導してはいけません。

 子供の手をよく観察してください。
 マメができたりしていませんか。
 それはグリップを間違えている証拠です。
 肘が痛いとか手首が痛いとか言っていませんか。
 それは姿勢が悪いかセッティングが悪いかです。
by studio_do | 2012-09-21 00:27 | 音楽 | Comments(0)
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