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モーラー奏法的 今年のまとめ

【結局僕が、モーラー奏法でやりたいこと】

 初心者がドラム教室に通い始めたとする。
 何ヶ月か経過したとして。

 初心者は、ドラム講師に習ったのだから、ある程度うまくなったはずと思うだろう。
 教えてもらっているやり方が正しいと信じている。

 一方、講師のほうは初心者を教えているのだから、グリップの方法やストロークの方法などは後回しで、とりあえずエイトビートのパターンが叩ければいいと考えている。
 「いいよ、それで。」とは言われるだろう。
 でも、それは、「初心者にしては」という言葉が抜けている。

 講師自身も、できればグリップの方法からやったほうが良いのは分かっているだろう。
 でも最初の何時間かをグリップの説明で費やしてしまっては、生徒が定着しない。
 「あ、私って叩けるかも」と実感してもらわないと、生徒数が確保できないだろうから仕方ないのだけれど。
 
 ドラム講師さんは、
「ある程度上手くなってから、ルーズグリップとハイハットのアップダウン奏法を教えればイイや。」と思ってます。
 裏返せば、「それを教えるときには今までのグリップとハイハットの叩き方はすっぱり忘れてね。」ということです。

 初心者のうちに教えられたことは、忘れなくてはならないことが多いのです。
 それは、講師さんに自分がミュージシャンであると認めてもらえないと教えてもらえません。
 
 ミュージシャンになるのは、生徒自身の仕事です。
 習えばなれるというものではありません。

 だから、ドラムを習うときにはドラム講師さんにすべてをお任せするんじゃなくて、どんなドラムを叩きたいかのイメージを持とう。
 
 
by studio_do | 2013-12-28 22:16 | 音楽 | Comments(0)
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