練習ではちょっとはマシに弾けるんだけど、本番になると右手が硬直して震えてしまい、特に指弾きが出来ないという理由について経験から書いてみます。 普通はメンタルなものなので、リラックスすることを心がけよ、と言われてしまいますが、ある程度のメカニズムはあるもんです。 1)本番の時だけ、ズボンの右のポケットに財布が入っている。 寝間着で練習している時と違って、本番ではズボンの右ポケットが何かで膨らんでいて、ギターの角度が寝かせ加減になってしまっているかもしれません。 こうなると、右手の小指側の腱が緊張して、手が震えやすくなります。 練習の時とギターの角度が同じかどうか確認しましょう。 2)右手の親指が、ニュートラルな位置に無い。 右手の初期ポジションが4弦側にずれているなど原因で、親指を6弦に置くために、筋肉を使って指を6弦側に持ち上げる必要があった場合、緊張でその筋肉が暴れることがあります。 そうなると、リラックスしては弾けなくなるので、右手のポジションを見直します。 3)右手のポジションを固定するために、薬指、小指を立ててボディや1弦に当てている場合。 ピック弾きのとき、手首をブリッジにおく癖のひとが指引きをやろうとする場合、位置を固定するために小指などをボディに突き立てたり、1弦を小指で抱き込んだりして固定しようとすると、手の平の筋肉が緊張し、震えることがあります。 特にアーチトップで顕著だと思います。 4)緊張している。 失敗するんじゃないか?、この間は失敗したじゃないか。 というループに入り込むと、なかなか抜けだせません。 リラックスすることが必要なので、リラックスした状態をホームポジションとして演奏が出来るように、ギターの位置、右手のポジションを見直します。 結局、ギター系弦楽器の右手の基本である、 「手をブランブランとさせて、どこにも力を入れず、肘関節だけの力で、右手を弦の上に載せた形がホームポジション」というのを忠実に見直すことが必要です。 これはピックでも指でも同じ。 しっかりした音を出すのに、力強くピッキングするのは必要ですが、定常的にどこかが緊張しているのはよくありません。
by studio_do
| 2018-06-17 18:09
| 音楽
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