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ウェスタンスィング考 その1

さて、覚えているうちに出来るだけ書こう。

我がバンドのエルドン藤井翁によると、ウェスタンスィングは、
「ナッシュビルでカントリーが花開くのと別の流れ」
である。
我がバンドのレパートリーにもカントリー調の曲はほとんど無い。

ウェスタンなわけで地域としてはテキサス州が舞台となる。
西部である。 
アメリカンルーツミュージックといえばなんといってもフィドルミュージックであって、
アメリカには各地域独特のフィドル奏法が伝わっている。
そんな中でもテキサスフィドルスタイルが有名で、ウェスタンスィングでも歌無しの器楽曲としてテキサスフィドルの曲を演奏することも多い。
簡単に弾けるように、フィドルの開放弦であるDやAのキーの曲が多い。
弓の使い方であるボーイングも、どんな曲でも裏拍のアクセントを必ずダウンボーで弾くという特色がある。
楽器構成はギターとフィドルのみという素朴なものが基本だが、ウェスタンスィングになるとギターがクリシェして軽妙なジャズとなる。
by studio_do | 2006-03-05 02:14 | WesternSwing | Comments(0)
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