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jazzのおけいこ

 ちょっとウェスタンスィングから離れて、ジャズのお話。

 ジャズコンボというと、ドラム、ピアノ、ギター、ベースなどが必要だと思われがちであるが、
ドラムレスの音楽というのは世の中に一杯あるのだ。
 実際に僕がやっていたバンドで、現ミュゼットの川瀬氏とあとバイオリンだけのトリオのバンド
があった。

 バイオリンソロが終わるとギターソロなわけで、そのときにはバックがベースだけとなるのだ。
 それでもボサノバやら、スィングやら、スローバラードなど弾きわけなければならない。
 そればどんな楽器でもおんなじで、たとえ、その場に集まった楽器がバイオリンとラッパとか、
ボーカルとトランペットだけなど変則的な楽器構成でも、やろうと思えば4ビートでもボサノバでも
やれなくてはならない。
 ただ、変則的な楽器構成だとやることが増えて「しんどい」のである。

 だから、「4ビートジャズをやるのに、ドラムがなけりゃつらい。」
というのは、
 出来ないんぢゃなくて、
 やろうと思えばやれるけど、楽したいからドラムがいてくれたほうがいいなぁ、
であるべきなのである。

 楽器構成によって、弾くべき音は変わるのである。
 だから私は、楽器の練習は一切やらないのよ。
 誰かが書いた楽譜を演奏するなんて真っ平ごめんである。
by studio_do | 2006-03-15 01:26 | jazz | Comments(0)
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