ジャズコンボの方法論を少し書いておこう。
ボーカルの方法論や、ピアノの方法論が別個にあるのではなく、 バンドの中で果たすべき役割は何かということだ。 メロディ リズム ハーモニー は、椅子取りゲームの椅子のように すべてのメンバーがつねづね空いているか誰かが座っているかを 見ておかねばならない。 ジャズコンボにおいて、三要素は明確に分かれているわけではなく、たとえばドラムソロなどではドラムが一人でリズム、メロディ、ハーモニーまでも奏でることが必要だ。 やり方しだいでは、ボーカルがアカペラで歌っていても、ちゃんと4ビートを表現することだって出来る。 バンドの一員としてアレンジされた譜面を渡されるビッグバンドやオケラと違って、コンボでは一人一人がアレンジャーであり、プレーヤーであり、芸人としての心構えが必要だ。 たった一人でステージに立たされて3分間ソロだと考えてみよう。 ボーカルなら歌を、タイコ叩きならドラムソロをやるしかない。 そこでは、バンドの中のパートではない、完成された音楽としての歌だったりドラムを演奏する必要がある。 出来る出来ないには関係なく、そうやってイメージしてみることは大切だ。 そんなに極端な例でなくても、ドラムの皮が破けたり、弦楽器の弦が切れたりするのはしょっちゅうだ。 そんなときにとっさに欠けた楽器の分も音が出せるかというのは常に考えておくべきなのだ。
by studio_do
| 2006-03-18 17:28
| jazz
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