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【アコギ学習 (1) プロじゃない人はクリップチューナは使わないほうが良い】

 控えめに書きましたが、クリップチューナってギター習得の大きな障害になります。
 チューニングするのに、チューナの針やLEDだけを見て、音の高さを聞かなくなります。
 音程を聞き取る脳の高次聴覚野が鍛えられません。
 
 ギターのチューニングでチューナを使うのなら、たとえば3弦Gだけをチューナで合わせて、あとの弦をオクターブと、2フレットのAを使って合わせる。
 3弦も狂うので、またチューナで3弦だけ合わせて追い込んでいく。
 
 大抵のギターはナット溝が浅すぎるので、3フレットあたりまでは押さえたほうが高めに鳴ってしまう。
 6弦などは、開放Eで合わせると、3フレットGが高すぎる。
 どっちを優先するのかは、悩むこと。

 ステージ上のアンサンブルで、他の楽器と合わせる場合はささっとチューナで合わせるのが正解だけど、それはチューナなしでチューニングできるようになった人の特権です。

 チューナで合わせると、ぴったり正解の音程に合うんじゃなくて、どのコードも均等に狂った音程になるだけです。
 自分で合わせるときには、コードに優先順位をつけて、このコードは合わなくても我慢するけど、このコードはぴしっと合わせたい、というのが出来ます。
 
 チューナでしかチューニングしてないと、コードがキレイに鳴る感触は味わえないままです。


by studio_do | 2023-05-10 21:46 | 音楽 | Comments(0)
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