前回は拍の感じ方の話。
で、ジャズの一番大切なところを話すのを忘れていた。
コンボジャズは、シートミュージックではなく、対話なのよ。
漫才の稽古が一人では出来ないのと同様にジャズの稽古は
一人ではできない。
ハノンのような指の体操は出来ても、ジャズのおけいこは誰かと
一緒じゃないと無理。
対話なので、話す様に弾くということを極めると、キースジャレットみたいに、
音痴でもピアノと一緒にスキャットしてしまうという境地にたどり着く。
対話するということは、相手の話を聞くということ。
曲のテーマとは、話題であって脚本ではない。