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ミュージシャンのPA入門その4

間髪をいれず、その4.
マイクケーブルの扱いについて。

素人が巻いたケーブルを使うと、束を伸ばすときによれよれにねじれてしまふ。
同じ方向で巻いてあると、ねじれたままだからね。
一巻きごとに逆巻にしてあると、ほどくだけでねじれがほどけてゆく。

同じ方向で巻き重ねていくとコイルになりインダクタンスが増えていくのでインダクタンスを打ち消すためにも1回ごとに裏返しに巻くのである。

これを8の字巻きといいます。

使うときは束を手に持って伸ばしていく。
余った分はそのまま束で置いておく。 
注意するのは、束の輪を反対側にくぐらせてほどかないこと。
結び目の無間地獄に陥ります。

ケーブルのコネクタで、マイクに繋がるほうを「メス側」「ソケット側」といいます。
卓側のほうを「オス側」「ピン側」といいます。

ケーブルをしまうとき、マイクから抜いたコネクタを手に持って、その上に8の字巻きで巻いていきます。
巻き終わりには卓側のコネクタが寄ってきますので、大抵そこに紐が巻いてあります。
それでケーブルを縛ります。

ケーブルを巻くとき、肘と手のひらをコアにしてぐるんぐるんと巻く人がいますが、これは素人まるだしなのでやめませう。

8の字巻きが出来ない人はケーブルの片付けをやってはいけません。
by studio_do | 2006-05-19 23:51 | PA入門 | Comments(0)
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