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ミュージシャンのPA入門その10

前回は長々とハウリングの話をしました。
今回は、モニターのお話。

 ある程度しっかりしたステージになると、プレーヤーに対して聞かせるためのモニターがあります。
 本当に豪華なステージになると、モニターも数系統あって、ドラム用ボーカル用ベース用ラッパ隊用とばらばらに調整できることがあります。
 ワンマイクではないマルチマイクのPAの場合、観客に向けたメインスピーカーの音はほっといてステージのモニターの音を調整することを優先します。
 メインスピーカーの音はPAさん・ミキサーさんにお任せすれば良いです。
 
 まずは自分達が気持ちよく演奏できる環境を整えます。
 リズム隊(ベース、ドラム、ギター)がお互いに聞こえるようにモニターのレベルと楽器のバランスを合わせます。 それが出来ればあとは最悪どーでもいいです。
 気をつけるのは、フロントの音(観客に聞こえている音)とステージに聞こえている音は楽器のバランスも音量も別だということです。
 
 ベースやギターなどアンプを使ってステージモニターとして居る人は、アンプの高さに気をつけます。
 アンプのスピーカーが演奏者の耳を向いていることが重要で、小さいアンプを床に直置きしている場合は聞こえにくいのでボリュームを上げがちになります。
 これが、音は大きいんだけどなんだかすっきりしない音という原因です。
 椅子を借りてその上にアンプを載せるとボリュームも下げられて整理された音になります。
 
by studio_do | 2006-06-04 13:29 | PA入門 | Comments(0)
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