ブルーグラスなどのコードの単純な音楽からジャズに背伸びしたときに面食らう最初が、フラットファイブのコードである。
なぜ、5度がフラットする必要があるのかよく分からないためだが、これは「ダイアトニック」という考えを導入することである程度の解決を見ることが出来る。
すなわち、スケールの音だけで構成できるトライアドであって、ハ長調の場合には、
C,Dm,Em,F,G、Am、ときて次が、Bm7-5であって、フラットファイブのコードとはトーナリティの半音下をルートとするコードと言うことであったのだ。
そーすると、「フラットファイブの場合には、ロクリアンスケールであるから。。。」というちんぷんかんぷんだったおまじないも意味が分かってくる。