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ジャズのおけいこ その6

 4ビートののり方。
 一般的に思われているのは、2拍、4拍に強拍が来ると意識してのるやりかた。

 それだと縦だけのノリになってしまふ。
 それに横のノリを加えることが大切。

 4小節くらいの周期でゆっくり身体を揺らしながら、なおかつ2拍の縦ノリも感じるようにする。
 そーすることにより、ゆったりした横ノリとビートの効いた縦ノリが融合したノリとなるのだ。

 
# by studio_do | 2006-04-01 01:45 | jazz | Comments(2)

ジャズのおけいこ その5

 少人数コンボ(コンボってのはもともと少人数なもんだが)の場合、メンバー全員が
リズム隊を演じなくてはならない。 誰かに任せていてよいものではない。

 リズムというのは、だれかに合わせるというより、ときどき合っているか確認する
という程度でないと、音楽として「ノリ」は作り出せない。
 
 まずは自分がどれほどテンポキープできるのかを知る必要がある。

 一応ジャズのページなので4ビートで考えると、
メトロノームを160程度にセットして、これを拍の表だと思って共演する。
 4つの音を4拍として考える。
 それをバックにピアノを弾くなり、歌を歌うなり。

 ちゃんと4ビートがスィングするようになるまでやること。

 次に半分の80にセットして、これを2拍目、4拍目と思って同じことをやる。
 これが自然に出来るようになるまで。

 出来るようになったら、メトロノームの速さを84にして同じこと。
 ずれているなと感じても、止まらずにメトロノームに気付かれないように少しづつ
修正する。
 ぜんまいを一杯に巻いてから始め、ほどけてしまうまでやめないこと。
# by studio_do | 2006-03-29 00:13 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その4

 さて、今度は何の話をしようか。

 もともと4ビートのスィングというのは、人間なら誰でも分かりやすいリズムだ。
 フラメンコの12拍子やビートルズの7拍子などに比べると、聞いている人だれにでも
理解できる。
 これを利用しない手はない。 
 ちゃんと4ビートを感じていれば、観客にもそれがわかるということだ。

 こればかりは教えるわけには行かず、ひたすらCDを聴くしかかいだろね。

 そうなのだ。
 ジャズとは教えられるものではない。
 自分自身の音楽したいという欲求を開放するのがジャズだ。

 おけいことは書いているが、書けば書くほど教えることなど無いことに気付く。
 なべさだも書いているが、教えることは束縛すること、音楽することは自由になること。

 自由になるために、いろいろな音楽を聴きましょう。
# by studio_do | 2006-03-23 01:21 | jazz | Comments(0)

ジャズのおけいこ その3

 続き。
 ジャズの練習法について。

 クラシックの演奏と違うのは、譜面があってもそれはメモにしか過ぎないということ。
 どんな音を出すのかは、現場で他のメンバーと音を合わせてみないとわからない。
 ということは、事前に個人練習をするときに、パート譜をもとにそのとおりに弾けるように練習しても無駄だ。
 スケール練習やメトロノームのテンポキープの練習などは役に立つが、ソロやバッキングを手癖になるまで練習してはいけない。
 
 楽器の練習には、
1)何を弾くか
2)どうやって弾くか
の二つがある。 
 楽器もってやる練習は、2)のどうやって弾くかの練習しかできない。
 1)の何を弾くか、の練習は楽器が無くても出来るのだ。

 2)の練習は、いろんな人が書いているだろうか、そちらに譲るとして。
 1)の何を弾くか、は裏返せば、何を弾かないかである。

 欲しい音を全部自分で出すのは不可能だ。
 聞いている人の期待する音は、弾かなくても聞き手の耳には聞こえる。
 顕著な例は、サイモンとガーファンクルのミセスロビンソンで聞ける。

 ギターのリフの一拍目が裏から入っているが、聞き手の耳には一拍目の頭にアクセントがついて聞こえるはずだ。
 だれもそんな音は弾いていないのに。
# by studio_do | 2006-03-21 12:44 | jazz | Comments(0)

JAZZのおけいこ その2

 ジャズコンボの方法論を少し書いておこう。

 ボーカルの方法論や、ピアノの方法論が別個にあるのではなく、
バンドの中で果たすべき役割は何かということだ。

 メロディ リズム ハーモニー は、椅子取りゲームの椅子のように
すべてのメンバーがつねづね空いているか誰かが座っているかを
見ておかねばならない。

 ジャズコンボにおいて、三要素は明確に分かれているわけではなく、たとえばドラムソロなどではドラムが一人でリズム、メロディ、ハーモニーまでも奏でることが必要だ。
 やり方しだいでは、ボーカルがアカペラで歌っていても、ちゃんと4ビートを表現することだって出来る。
 
 バンドの一員としてアレンジされた譜面を渡されるビッグバンドやオケラと違って、コンボでは一人一人がアレンジャーであり、プレーヤーであり、芸人としての心構えが必要だ。

 たった一人でステージに立たされて3分間ソロだと考えてみよう。
 ボーカルなら歌を、タイコ叩きならドラムソロをやるしかない。

 そこでは、バンドの中のパートではない、完成された音楽としての歌だったりドラムを演奏する必要がある。
 出来る出来ないには関係なく、そうやってイメージしてみることは大切だ。

 そんなに極端な例でなくても、ドラムの皮が破けたり、弦楽器の弦が切れたりするのはしょっちゅうだ。
 そんなときにとっさに欠けた楽器の分も音が出せるかというのは常に考えておくべきなのだ。

 
# by studio_do | 2006-03-18 17:28 | jazz | Comments(0)