![]() タブレットでlinuxを使うといえば、Debian norootがお手軽ですが、これはルート化不要なだけあって、例えばudevadmなどができません。 一旦ルート化してしまったら、complete linux installerのほうが良いでしょう。 こちらは本物のsuが効きます。 Asus Memopad HD8(ME180)にlinuxのデスクトップ環境を入れて日本語入出力ができるまでについて書きます。 2.動作原理 ubuntu 13.10などのimgファイルがダウンロードでき、losetupコマンドでそのimgファイルにファイルシステムが構築されます。 マウントポイントを示して既存のディレクトリをいくつか入れ替えてubuntu、debianなどを動かしています。 表示系は、android側でXserverアプリをインストールして127.0.0.1:0を通してネットワーク経由でXsarverを使います。 3.ルート化 iRootとか、KingRootなどのking系は、やめておきましょう。 手軽にルート化できますが、ネット経由でどこかのサーバにつながってないとsuできない怪しいソフトです。 僕はKey Root Masterを使いました。 これは、無理やりインストールされるルート管理ソフトが怪しいだけで、これは無効にできます。 そのあと、自分でルート管理ソフトを入れてください。 ルート化は、自己責任で。 4.complete linux installerのインストール ubuntu、debian、fadoraなどのいくつかのディストリビューションが示されますが、僕が使ったのはubuntu-13.10.LARGE.ext4です。 SMALLでは空き容量が小さすぎ、LARGEのext2はzipが壊れてます。 Xserver XSDLもインストールしてください。 ターミナルエミュレータは入ってますよね。 comlete linux installerのデフォルトとしては、表示系にVNCを使うようになってますけど、DPIが合わなかったのでXserverを使ってます。 これは、Debian norootでやってた方法なので雰囲気は同じです。 ダウンロードしたzipファイルを任意のディレクトリに解凍しておき、complete linux installerに教えます。 ![]() VNCは一応チェックを入れておきます。 あとは、液晶のピクセルサイズを調べておきます。 1280x736などですね。 5.起動 先にXserver XDSLを起動しておき、そのあとで、complete linux installerを起動します。 コマンドラインで、 # ext DISPLAY=127.0.0.1:0 # startkde としておき、Xserver XDSLに画面を切り替えるとlinuxのデスクトップが出てくるはず。 以降、ubuntu13.10のLARGEを前提にしますね。 ![]() 6.初期設定 デスクトップが起動するのがわかったら、Xserverは一旦終了しておき、端末エミュレータでしばらく作業します。 レポジトリの書き換え このままでは、レポジトリが古くてapt-get updateができませんので、/etc/apt/sources.listを書き換えます。 このソフトが制作された時期がだいぶ昔になってしまってパッケージがおいてあるサーバが変わってしまったので、接続先のサーバを書き換えます。 http://old-releases.ubuntu.com/ubuntuに2行とも書き換えてください。 apt-get updateしてエラーがでなければOK。 必要なパッケージをインストールしまくり apt-get update apt-get upgrade apt-get install gedit apt-get install fonts-vlgothic 日本語入力は時代と共に主流が変わってますけど、僕はfcitx-mozcにしてます。 apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-libs-qt5 fcitx-frontend-qt5 im-config -n fcitx 7.日本語環境の整備 ここまでは、rootユーザで起動してます。 rootのままでは、mozcサーバが起動しません。 このディストリビューションでは、ubuntuというユーザが予め設定されてます。 exitで終了させてから ![]() 念の為、タブレット自体をリブートしてから、Xserverを起動、complete linux installerを起動し、loginでubuntuにログインしてから、同じように、 # ext DISPLAY=127.0.0.1:0 # startkdeで起動します。 ![]() Input Methodタブで、 english mozc の2行を登録してください。 ![]() ここまで来ると、日本語入力ができるはず。 ですが、ファイルマネージャやkonsoleでは日本語が見えないはず。 ここで、ロケールを日本語に変更します。 rootの端末のほうで、 apt-get install language-pack-ja export LANG=ja_JP.UTF-8 update-locate LANG=ja_JP.UTF-8 もう一度タブレットごと再起動。 これで、ファイルマネージャでもkonsoleでも日本語が見えるはず。 8.あると便利なソフト apt-get install baobab ファイルシステムが特殊なので、dfが効きませんので、残り容量を調べるのは、baobabを使います。 apt-get install software-center GUIで、ソフトを探すソフト。 apt-get install iceweasel firefoxのインストール。 まだできていないこと。 ファイル拡張子とアプリケーションの関連付け。 タイムゾーンの設定。 #
by studio_do
| 2017-10-16 21:05
| 機械室から
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androidの画像系アプリで、GIMP inkscapeというアプリがあります。
これはlinux用の定番のドロー/ペイントのソフトです。 これがandroidに移植していあるんだー。。と感激していたら、なんとファイルサイズが300Mバイトもあります。 なんと、ソフト本体は、androidの上でもうひとつlinuxとXサーバを動かしてその上で動いてます。 androidの上で、xfceのデスクトップ環境が動いているわけですが、このデスクトップはGIMPなどのランチャーが本来の目的です。 ですが、一応xtermやファイルマネージャーも動いており、ある程度のことはできそうです。 xtermでは、なんとapt-get updateが動きます。 ソフトのインストールも楽にできそうです。 ロケールは、LANG=ja_JPで、一応日本語になっていて、デスクトップが日本語が表示されますが、残念ながら、xtermに漢字が表示されません。 まずはこれをなんとかしましょう。 ![]() まず、xtermのランチャー設定を調べます。 アイコンの上で、右クリックですが、右クリックは指二本でタップです。 xterm -bg black -fg green -xrm 'XTerm*faceName: DroidSansMono' -xrm 'XTerm*faceSize: 10' -e /bin/bash -l こんな感じになってます。 普通、xtermの設定変更というと、.Xresourceなどの設定ファイルをいじるようになっていますが、ここでは、ランチャーのコマンドラインで済ませているようです。 で、ここで設定されているDroidSansMonoに、漢字が含まれていないのが漢字が表示されない当たり前の理由です。 じゃ、これを日本語を含むフォント名に書き換えればいいのかというと、そうではなくて、 xterm -sb -bg black -fg green -xrm 'XTerm*faceName: DroidSansMono' -xrm 'XTerm*faceNameDoublesize: VL Gothic' -xrm 'XTerm*faceSize: 10' -e /bin/bash -l などと、全角のフォントを別個に設定することが必要です。 どのフォントに漢字が含まれているかは、フォントビューワ代わりにgeditをインストールして見てみる手もあります。 apt-get install gedit apt-get install fonts-vlgothic ここでは毎度おなじみVLゴシックをインストールしました。 Root Terminalも要領は同じです。 ![]() xtermで漢字が表示できるようになったら、日本語入力がしたくなります。 Root Terminalのほうで、 apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-libs-qt5 fcitx-frontend-qt5 im-config -n fcitx これで、再起動したら日本語入力できるはずです。 ![]() #
by studio_do
| 2017-08-12 01:03
| 機械室から
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ブルーグラスで音楽を始めた僕ですが、しばらくぶりにブルーグラスのバンドに入れてもらいました。
しばらくぶり、の間には、ウェスタンスィングをやっていたり、バイオリントリオをやっていたり、エーギョーのブルーグラスをやっていたりしました。 ずっとブルーグラスをやり続けていたお友達のそのバンドで一緒に弾いてみて思ったのは、 「ブルーグラスだけやってても音楽が出来るようにはならんのではないか。」 ということです。 バンジョー、マンドリン、ギター、バイオリン、ドブロ、ベースという楽器構成がほぼ決まっていて、一応やることが決まっています。 どうやって何を弾くのか、を考えなくても音源のまねをすれば格好が付きます。 バンドとして何を表現したいのかがはっきりしないままでも、バンドが出来てしまうのです。 それはとっても問題だと思います。 ブルーグラスを演奏する前に、音楽を演奏しましょう。 #
by studio_do
| 2017-07-19 22:29
| 音楽
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![]() ![]() さて、写真を2つ示しました。 最初の写真は、現在快調に動いているMemo padの内部ケーブル接続部。 次の写真は、電源が入らない!と騒いでいた時の同じ箇所の写真。 FPCケーブルの端子部が見えてしまっているのが分かるでしょうか。 もし、こうなっていたら、ケーブルを挿し直すだけで治る可能性があります。 ロック機構などなくて、ただ差し込んであるだけなので、ピンセットで挿し直してみてください。 #
by studio_do
| 2017-06-25 17:11
| 機械室から
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![]() この機種の「電源が入らない」と言うトラブルは、過放電と認識されることが多く、ネットに転がる対処法も充電に関する対処がほとんどである。 あまり書いてない切り分けの方法を書いておく。 画面が真っ暗で電源ボタンに反応しないという症状でも二通りの現象がある。 まず、PADのUSBからパソコンに接続する。 パソコンがUSBメモリとして認識しないか、もし駄目でも電源ボタンを押して1分程度待つ。 これでUSBメモリとして認識できたら、バッテリは無実だ。 10秒程度、電源ボタンを長押しして電源が切れ、もう一度電源が入ることを確認する。 この場合には、OSは起動しているが液晶が点灯しない状態だと思われる。 ここから先はいずれにしても殻割りが必要である。 USBコネクタの近くに親指の爪を押し込んで蓋を外す。 バッテリに繋がった6ピンのコネクタの両端の電圧をテスターで測る。 規格は3.8Vなので、過放電の場合には、電圧がもっと下がっているはず。 4V以上あったら、確実にバッテリは白。 バッテリを横断しているフラットケーブルが外れていないか確認しよう。
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by studio_do
| 2017-06-21 21:36
| 機械室から
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